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2007年1月13日 (土)

骨といえばカルシウム!の間違い

「骨といえば?」と聞かれたら皆さん何と答えますか?

ほとんどの人が「カルシウム!」と答えるのではないでしょうか?
ここ10年ほどで、「骨粗しょう症」という病名がかなり浸透しましたね。
「カルシウム摂らないと、骨粗しょう症になるよ!」と言われたことのある人、言ったことのある人、たくさんいるんじゃないですか?

これは日本の教育の中で教え込まれているからです。
本当に骨がカルシウムで出来ているかどうかを確かめた人なんて研究者以外にはほとんどいないでしょう。

実は、骨にとって大切なのはカルシウムだけじゃないんですよ。

結論から言うと、骨はタンパク質を中心にカルシウムがくっついているのです。
しかも、くっつけるための接着剤の役目をしているのもタンパク質なんです。

骨の素になるタンパク質はコラーゲンです。
ちょっと意外ですか?
コラーゲンの中にも種類があって、骨になるもの、軟骨になるもの、内臓になるもの、皮膚になるものというふうに働きが違うんです。
30種類くらいあるみたいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3

もう分かりますよね。
つまりタンパク質(コラーゲン)がなければ、どんだけカルシウムがあっても骨は出来ません。
だから骨粗しょう症の予防には、カルシウムと一緒にタンパク質もバランスよく摂らないといけないんですよ。

よく、お年寄りですっかり腰が曲がってしまっている方がいますよね?
そういう人はタンパク質を十分取れていなかった可能性が高いです。
おそらく肉や卵を積極的に食べなかった昔の日本食では80歳を越えてもまっすぐ立てるだけの、強い骨を作れなかったんでしょう。
昔の日本食は健康に良いともてはやされていますが、完璧ではないのです。

ベジタリアンの人も要注意です。
あまり意識しないと思いますが、骨も常に新陳代謝をして新しく作り変えられています。
その時に体内に新しいタンパク質を作る材料がなければもろい骨しか作れませんし、酷いときには古くなったタンパク質を再利用してしまったりします。
古いタンパク質とというのは酸化していて、本来の柔軟性や接着力などの性質が弱くなっている可能性があるので、使いたくないですね。
新しい家を建てるときにわざわざ古い建材を使ったりしないのと同じで、新しいからだは新しい材料で作ってあげないと、丈夫なからだにならないわけです。
ベジタリアンの人は慢性的にタンパク質が不足しますから、プロテインのサプリメントなどで補給してあげた方がいいでしょうね。

ちなみに、大豆はタンパク質を豊富に含みますが、タンパク質の種類が偏っています。
以前にも書きましたが(卵をたくさん食べる、そのわけ)、タンパク質は22種類のアミノ酸を組み合わせて作られます。
なので、いくら良質なタンパク質を多く含む食品でも、アミノ酸のバランスが取れていなければ片手落ちなのです。
大豆は必要なバランスの6割程度です。
なので、ある程度の動物性タンパク質は必要でしょう。
一番いいのは卵です。バランスが完璧です。
他にもサンマやサバなどの青魚などは比較的バランスが良いですね。

このように骨一つとってみても、実は複数の栄養素が絡んでいることが分かりますよね。
どれか一つだけに注目したところで全く意味はなく、カルシウムもタンパク質ももちろん他のビタミン、ミネラルも必要なんです。
「骨と言えばカルシウム」という偏った食育はそろそろやめないといけませんね。

そういったあらゆる面をカバーしていて、さらに実践につながる知識を与えてくれるのが、分子栄養学の魅力ですね。


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骨といえばカルシウム!の間違いを参照しているブログ:

» 「正常分子栄養学」とは? (病院や薬にたよるか、サプリメントで治すか!)
ロジャー・ウィリアム博士が唱えた栄養学です。
その栄養学を一言で言い表すとすれば、博士自らのことばで端的に言い表されています。

「あなたはあなたが食べたもの、飲んだもの以外からは何ひとつ作られません」

正常分子栄養学は、われわれの体の細胞は、食事によって決まる。細胞の健康は即その人の健康レベルを左右する。という考え方です。

「私は太りやすい体質だから」とか、体質という言葉がよく使われます。「体質は生まれつきものだから仕方ない」と決めつけがちです。

しかし、体質は、そのひとの現在の健康レベルであって決して生まれつきのものではないのです。

人間は成人で約60兆個の細胞から成り立っていると言われます。個別の性質をもっている細胞が集まり、目・耳・鼻・口・各臓器・骨・皮膚・髪の毛等を構成しています。約60個の細胞は、有機的に人間一個の全身をつくり、それぞれの体質を作っているわけです。

しかも、これら細胞は日々刻々と変化しています。皮膚28日、胃200日、骨7年の周期で新陳代謝を繰り返していのます。このように、固定的でなく、絶えず更新しているのです。

この細胞の質は血液の質できまり、血液の質は、その人の食べたものの質によって決まります。

言い方を変えると、健康か病気かを左右するのは、食べ物に含まれる栄養素が必要なだけバランスよく摂取できているかどうかにかかるということです。

したがって、「細胞の質は、それを作る栄養の質、つまり食べ物の質である」というのが正常分子栄養学なのです。

飽食なのに栄養難という現代に、半世紀以上前の考え方が、現在に最も適切な警告になって響いてくるように思います。

因みに博士は、水溶性ビタミンB複合体の一種であるパントテン酸を発見、
また葉酸の名付け親として知られている医師・医学博士です。 [続きを読む]

コメント


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