甘いものが好きな方、人にこう言われたことありませんか?
「そんなに甘いものばっかり食べてると糖尿病になるよ!」
うーん、そうとも言えないんですよね、これが。
糖尿病の原因は“細胞の酸化”であることが多いんです。
生まれつきインシュリンというホルモンを作る遺伝子を持っていない人の糖尿病は違いますが、多くの糖尿病患者は細胞が酸化しています。
糖分というのはいろんな形で体内に入ってきます。
砂糖たっぷりの甘いものももちろんですが、ご飯、麺類、パン、お好み焼きなどなど、いわゆる炭水化物も消化すると糖分になります。
糖分は人間が生きていくうえでは決して欠かすことのできない栄養素で、からだを動かすためのエネルギーになるのです。
自動車のガソリンみたいなものですね。
歩いたり、しゃべったり、考えたり、食べたり、食べたものを消化したり、心臓を動かしたり、怪我を修復したり。。。
何をするにも糖分から作られるエネルギーを必要とします。
食物を消化してからだに入ってきた糖分は、血液に乗ってからだの隅々まで行き渡り、各所の細胞まで運ばれます。
そして、細胞の中にするりと入り込むんです。
※ちなみに糖分が細胞に入り込むときに必要なのが「インシュリン」というホルモンです。で、細胞の中には、「ミトコンドリア」というやつがたくさんいましてね、こいつが糖分をエネルギーに変えるのです。
ミトコンドリアは糖分を取り込んで、いろんな燃料と混ぜ合わせて糖分を燃やします。
そうすると糖分は「ATP」と呼ばれるエネルギーの塊になるんですよ。
我々のからだはこのATPを使って活動しているわけです。
さて、この話と糖尿病には深い関係があります。
実は糖尿病というのは、この「糖分をエネルギーに変える」という機能がうまく働かなくなっている状態のことを指すのです。
そして、うまくエネルギーを作れなくなっているのは細胞が酸化しているからなんです。
細胞というのは、あぶらの膜で包まれています。
この膜を細胞膜といいます。
それで、サラダ油をほっとくと酸化してドロドロになるのと同じように、細胞膜もすぐに酸化してしまうんですよ。
そうするとどうなると思います?
なんと糖分が細胞の中に入れなくなるんです!
酸化していないきれいな細胞膜ならするりと通過できるんですが、酸化してドロドロになった細胞膜は通過できないわけです。
こうなってしまうと、摂った糖分がエネルギーに変わらないまま血管に戻っていくので、糖分を摂れば摂るほど血糖値は上がります。
だから糖分を控えないといけなくなるんですよ。
これが糖尿病です。
ね?
糖分を摂りすぎたから糖尿病になったんじゃないでしょう?
細胞が酸化する
↓
糖分をエネルギーに変えられない
↓
血糖値をコントロールできない
↓
糖分を摂ってはいけない
という順番なんですよ。
だから、糖尿病にならないためには、もっと言えば糖尿病を改善するには、酸化した細胞を元に戻してあげればいいわけです。
そのためには…
1.細胞膜の材料である、あぶらをバランスよく摂る
あぶらには種類があります。
魚の油、植物油、肉の脂。
今の日本人には圧倒的に魚の油が足りません。
積極的に青魚を食べるか、DHA、EPAなどのサプリメントを摂ってください。
2.細胞膜の酸化を防ぐ
酸化を防ぐのは、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールの役目です。
特にビタミンA、Eはあぶらの酸化を食い止める働きが強いですね。
ポリフェノールでいうと、アスタキサンチンというサケやエビの赤い色素が強力です。
他にもカテキン、リコピン、アントシアニンなどいろいろあります。
3.糖分がよく燃えるようにミトコンドリアに燃料を与える
ミトコンドリアが糖分を燃やすときに必要な燃料はいくつかあります。
ビタミンB1、クエン酸、αリポ酸、コエンザイムQ10などがメジャーどころですね。
これらを補給してあげることでガンガン燃えます。
ビタミンB1は玄米やうなぎ、豚肉などに多く含まれます。
友人が最近玄米食を続けているらしく、からだが熱くなったと言ってました。
エネルギーが活発に作られている証拠ですね。
これらのことをやってあげれば、糖尿病の人はかなり減るはずです。
食生活を見直せる人はいいですが、できない人はサプリメントなどを上手に使うと良いと思います。
よく、「糖尿病は体質だから、上手に付き合っていきましょう」なんていわれますが、きちんと体質の意味を理解すれば、やるべきことはたくさんあるんです。
まだ糖尿病でない人はきちんと予防し、すでに糖尿病と闘っている人は薬にばかり頼らず、やるべきことをやりましょう。
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