「最近ストレス溜まっててさー…」
誰もが一度は吐いたことがあるであろうこの言葉。。。
…「ストレス」ってなんですか???
「ストレス、ストレス」ってみんないうけども、ストレスをきちんと言葉で説明されているのをほとんど聴いたことがありません。
ストレスはからだに悪いと言われます。
病院へ行くと、大抵「ストレスですね」と言われます。
腹痛も、頭痛も、肩こりも、蕁麻疹(じんましん)も、突然のアレルギーも、ガンさえも「ストレスですね」。
ある意味“医者要らず”ですね。
まあ、そんな皮肉を言っていても始まらないので、まずはストレスの本質を考えましょう。
結論から言うと「ストレスは危険に対処する機能」です。
はるか昔、人間がまだ草原で狩りをして生活していた時代、人間の周りは危険だらけでした。
例えばライオンが襲ってきたとしましょう。
あなたならどんな気持ちになって、どんな行動を取るでしょうか?
まあ、大抵の人は「恐怖」を感じて「逃げる」でしょうね。
あるいは、仲間を襲おうとしているライオンに「怒り」を感じて、「闘い」を挑むかもしれませんね。
そんな出来事が会った翌日、あなたはどんな気持ちでしょうか?
またライオンが襲って来はしないだろうか…と「不安」を感じて「用心する」でしょう。
ストレスというのは「恐怖」「怒り」「不安」などの感情を引き起こして、「逃げる」「闘う」「警戒する」など、危険に対処する行動を取らせる機能なんです。
そして実はこの時、からだの中では「ストレスホルモン」の作用で劇的な反応が起こっています。
腎臓の上にぺたっと乗っかっている「副腎」という臓器があるんですが、ここから「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」というホルモンがドバーっと出るんです。
「アドレナリン」ていうのは聞いたことあるんじゃないでしょうか?
これらのホルモンは、要は「闘うためのホルモン」です。
血液を脳や手足の筋肉に送り、血圧を上げ、神経を研ぎすます作用があるんです。
なので敵と遭遇したときに、おもくそ殴ったり、素早く逃げたりできるんです。
さらにストレスが強烈になってくると、同じく「副腎」から「ステロイドホルモン」が出ます。
このホルモンは筋肉増強剤にも使われるもので、やっぱり力を強くしたり、気分を高揚させたり、血糖値を上げてエネルギーを作りやすくしたりします。
“火事場のくそ力”っていうのもこういうホルモンの作用だったんですね。
これが「ストレス」の本質です。
「なんだ、ストレスってなかなかいいやつじゃん」と思った方、残念賞。
これが一時的にであれば大変よろしいことですが、現代社会に置き換えてみると悲惨な現状が浮き彫りになります。
ライオンに襲われることは日本では一生に一度も経験できませんが、それ以外のことで「恐怖」「怒り」「不安」などを感じる機会は異常なほど多いわけです。
学校の宿題と塾に追われる小学生から、将来に不安を覚えて自分に自信をなくす大学生、上司の説教を受けに会社へ行くサラリーマン、経営に苦しむ中小企業の経営者まで、あらゆる年代において「ストレス」を感じているでしょう。
しかも、これらのストレスは「継続」します。
「ストレスホルモン」は放出されてから30分くらいはからだの中を巡っています。
その間にまたイライラすることが起こったとしましょう。
そしたら、またストレスホルモンが出て、血圧が上がり、血は手足や脳へ集中します。
この状態が延々と続いていると思ってください。
これが「ストレスが溜まる」という状態です。
そしたらどうなります?
内臓に血が回らないですよね? → 内臓は酸欠状態です。胃潰瘍や腸炎なんかが起こりやすくなります。
心臓に負担がかかりますよね? → 心臓肥大、高血圧などを引き起こします。
さらに、さっき紹介した「ステロイドホルモン」は免疫の働きを抑え込む作用もあります。
特に「NK細胞」という最強の免疫の働きがなくなります。 → 感染症、ガンにかかりやすくなります。
「ストレス」がからだに悪いということ、納得してもらえたでしょうか?
では、こういう状況を防ぐにはどうすればよいのでしょう?
一つは、できるだけストレスフルな環境を避ける。
人間どんな状況でも生きてはいけるものです。
つらい環境にいる人はさっさとそこを離れるのも手でしょう。
好きなことに打ち込むのが一番のストレス解消法だと思います。
とはいえ、そう簡単にいかないのが人情と言うもの。
何を隠そう僕もストレス環境から逃げることができない人間です。
そういう人は、精神の安定に必要な栄養素を取りましょう。
ビタミンB1(うなぎ、豚肉、玄米など)、カルシウム(小魚など)が代表です。
これらは神経の情報伝達に必要な栄養素で、これらが足りないと物事を冷静に考えられなくなります。
ビタミンB1はニンニクと一緒に、カルシウムは日光浴したり、干し椎茸と一緒に摂るなどすると効率が上がります。
ビタミンCも大切です。
これは「ステロイドホルモン」を作るときに必要なので、ストレスの多い人は摂っておいた方が良いですね。
タバコを吸う人はビタミンCを大量に消費しているので、意識して摂ってください。
そしてこの二つの栄養素をたくさん摂ると同時に、これらを不必要に消費しないようにしましょう。
ビタミンB1は糖分を取るとガンガン減っていきます。
イライラにはチョコレートなんていう人もいると思いますが、やめた方がいいですよ。
カルシウムはリンを多く摂ると体外に出て行ってしまいます。
コーラなんかは良くないみたいですね。
あと、インスタント食品、レトルト食品などにはリン酸塩として多く入っていることがあるので気を付けてください。
ちなみに、僕はビタミンを大量に摂って甘いものを減らしたおかげか、貧乏揺すりがなくなりました。
イライラしてたんだなあ。
そんなこんなで、ストレスは本来必要なものだけど、「溜まる」とからだにめちゃくちゃ悪いのです。
ストレスとうまくつきあっていくために、ちょっと栄養に気をつけてみてください。
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