2008年9月15日 (月)

ブログ移転のお知らせ

こちらのブログは、下記のURLに移転いたしました。

http://camereon.blog.eonet.jp/

2007年2月18日 (日)

メタボリック症候群と生活習慣病

こんなデータがあります。

「車の台数の多い街には猫が多い」

え?と思うかもしれませんが。これは事実です。
てことは、車を増やすと猫も増えるんでしょうか?
猫を減らすと車の台数が減ったりするんでしょうか?
不思議ですねー。
何でこんなことが起こっているのか考えてみてくださいね。




では、本題に入ります。

最近流行のメタボリック症候群。
ウエストが何cm以上だとやばい!とか言ってますよね。

どうやら、脂肪が多いと生活習慣病になりやすいんだそうな。
だからみなさん痩せましょう!って医療界を挙げて叫んでいるわけです。

でもね、「この話は間違っている」と僕は考えています。
まだ僕個人の仮説の段階なので、あまりこういう場で書かない方がいいかなとも思ったんですが、書きたいので書きます(笑)


「肥満の人は生活習慣病になりやすい」。
これは統計的なデータから導き出された説なんですね。
要は太ってると、ガン、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病にかかる可能性が高いということです。
このデータは間違っていないでしょう。
確かに太っている人が将来的に生活習慣病になる確立は高いと思います。

でも、「肥満が生活習慣病の原因だ」とは言えないと思うんです。




冒頭の「猫と車の関係」を思い出してください。
なぜ車の多い街には猫が多いのか。
答えの鍵は「人口」です。
人口が多い街には車が多いのは当然ですよね。
そして当然猫を飼っている家庭の数も多いですよね。
だから「人口の多い街は、猫も車も多い」んです。



ここまで説明すれば簡単な話ですが、「人口」というキーワードが隠されていると、どうしても猫と車に直接の関係があるように思ってしまうのです。
こういうことがあるので統計データの扱いは非常に難しいんですよ。


ところでこの話、「肥満」と「生活習慣病」の関係に似ていると思いませんか?
そうです、ここでもあるキーワードが隠されているんです。
そのキーワードは「酸化」です。

【肥満】
以前に、「寝ててもやせるダイエット」という記事で書いたように、多くの場合、肥満の原因は細胞の酸化なんです。
糖分や脂肪分は、細胞の中に入ってミトコンドリアという器官で燃やされることによって消費されていきます。
ところが、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールといった抗酸化作用をもつ栄養素を十分とっていない人は、細胞膜が酸化してしまって、糖分や脂肪分が細胞の中に入り込めないようになってしまうんです。
そうすると、消費しきれない糖分・脂肪分が贅肉としてたまっていくんですね。

【生活習慣病】
一方の生活習慣病も、ほとんどの場合原因は細胞の酸化です。
甘いものばかり食べると糖尿病になる?」という記事で書きましたが、糖尿病の原因も細胞の酸化です。
基本的には肥満と同じメカニズムで、細胞に入り込めなかった糖分が血管に戻ってきて、一向に消費されないために血糖値が高くなっていくんです。
動脈硬化は血管が酸化して硬くなっているために起こります。
心筋梗塞、脳卒中は動脈硬化が原因となりますよね。
しかも血管が硬い人は高血圧になりやすいんです。
ガンは細胞の酸化がDNAにまで及んで、DNAが壊れてしまったときに起こります。


どうでしょう?
「肥満」も「生活習慣病」も「酸化」が原因となって起こっているんですね。
こういうことです↓。



で、ここまでの話で恐ろしいことに気付きます。
肥満が生活習慣病の直接の原因ではないということは、脂肪を減らしても生活習慣病は防げないということですよ!
問題は細胞の酸化であって、肥満はその結果でしかないんです。
酸化した細胞をほったらかしにして、無理やり脂肪を減らすようなことをしても、生活習慣病はちゃんとやってきます。

こんな的外れなことを医療界を挙げて問題視しているんだから本当に呆れてしまいます。
問題にすべきなのは脂肪の量じゃなくて、酸化した細胞です。

特に最近はメタボリック症候群という言葉をつかってダイエットを薦める広告がやたら多いですよね。
そういうものに惑わされず、本物の情報を掴みに行ってください。
分子栄養学は、統計データの裏側にある真実をあぶりだしてくれていますよ。

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2007年1月13日 (土)

骨といえばカルシウム!の間違い

「骨といえば?」と聞かれたら皆さん何と答えますか?

ほとんどの人が「カルシウム!」と答えるのではないでしょうか?
ここ10年ほどで、「骨粗しょう症」という病名がかなり浸透しましたね。
「カルシウム摂らないと、骨粗しょう症になるよ!」と言われたことのある人、言ったことのある人、たくさんいるんじゃないですか?

これは日本の教育の中で教え込まれているからです。
本当に骨がカルシウムで出来ているかどうかを確かめた人なんて研究者以外にはほとんどいないでしょう。

実は、骨にとって大切なのはカルシウムだけじゃないんですよ。

結論から言うと、骨はタンパク質を中心にカルシウムがくっついているのです。
しかも、くっつけるための接着剤の役目をしているのもタンパク質なんです。

骨の素になるタンパク質はコラーゲンです。
ちょっと意外ですか?
コラーゲンの中にも種類があって、骨になるもの、軟骨になるもの、内臓になるもの、皮膚になるものというふうに働きが違うんです。
30種類くらいあるみたいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3

もう分かりますよね。
つまりタンパク質(コラーゲン)がなければ、どんだけカルシウムがあっても骨は出来ません。
だから骨粗しょう症の予防には、カルシウムと一緒にタンパク質もバランスよく摂らないといけないんですよ。

よく、お年寄りですっかり腰が曲がってしまっている方がいますよね?
そういう人はタンパク質を十分取れていなかった可能性が高いです。
おそらく肉や卵を積極的に食べなかった昔の日本食では80歳を越えてもまっすぐ立てるだけの、強い骨を作れなかったんでしょう。
昔の日本食は健康に良いともてはやされていますが、完璧ではないのです。

ベジタリアンの人も要注意です。
あまり意識しないと思いますが、骨も常に新陳代謝をして新しく作り変えられています。
その時に体内に新しいタンパク質を作る材料がなければもろい骨しか作れませんし、酷いときには古くなったタンパク質を再利用してしまったりします。
古いタンパク質とというのは酸化していて、本来の柔軟性や接着力などの性質が弱くなっている可能性があるので、使いたくないですね。
新しい家を建てるときにわざわざ古い建材を使ったりしないのと同じで、新しいからだは新しい材料で作ってあげないと、丈夫なからだにならないわけです。
ベジタリアンの人は慢性的にタンパク質が不足しますから、プロテインのサプリメントなどで補給してあげた方がいいでしょうね。

ちなみに、大豆はタンパク質を豊富に含みますが、タンパク質の種類が偏っています。
以前にも書きましたが(卵をたくさん食べる、そのわけ)、タンパク質は22種類のアミノ酸を組み合わせて作られます。
なので、いくら良質なタンパク質を多く含む食品でも、アミノ酸のバランスが取れていなければ片手落ちなのです。
大豆は必要なバランスの6割程度です。
なので、ある程度の動物性タンパク質は必要でしょう。
一番いいのは卵です。バランスが完璧です。
他にもサンマやサバなどの青魚などは比較的バランスが良いですね。

このように骨一つとってみても、実は複数の栄養素が絡んでいることが分かりますよね。
どれか一つだけに注目したところで全く意味はなく、カルシウムもタンパク質ももちろん他のビタミン、ミネラルも必要なんです。
「骨と言えばカルシウム」という偏った食育はそろそろやめないといけませんね。

そういったあらゆる面をカバーしていて、さらに実践につながる知識を与えてくれるのが、分子栄養学の魅力ですね。


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2006年12月30日 (土)

分子栄養学セミナーやります!

いよいよ年の瀬。
僕も明日から実家へ帰っていろいろと旧交を温めてきます。

最近ちょっとブログの更新が滞ってますが、また年明けには更新していきますので、よろしくお願いします!

さて、そろそろ来年のことを言っても鬼も笑わないでしょう。
次回セミナーのご案内です!!

<中>
日時:1/7(日)14:00〜
場所:ウィンガード(野田阪神駅徒歩3分くらい)
   大阪市福島区海老江2−1−31青山ビル903
   地図→http://jpan.jp/?winguard
参加費:500円


おかげさまで初めてのセミナーだった前回はとても好評でした。
一方通行の講演ではなく、質問をどんどん受けて対話をしながら理解を深めていただくような形にしたいと思っています。
ちょっとしたトリビアを仕入れにくるつもりで、気軽にお越し下さい。

ちょっとだけ内容をばらすと。。。
■卵は1日1個。って信じてませんか?
■バターよりマーガリンの方がからだにいいと思ってませんか?
■コレステロールは健康の敵だと思い込んでいませんか?
      :
      :
みたいな身近な話題をきっかけに、からだの中の分子レベルの話まで深掘りしていきます。
プラス、camereon一押しのサプリメントもご紹介!

参加希望の方、コメントまたは画面左のメールフォームからメール頂けると助かります。
お待ちしています!

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2006年12月 7日 (木)

キレる子どもとビタミンB1

子どもたちの自殺が後を絶ちません。
本当に悲しいことです。

数年前から「キレる」子どもが話題になっていますよね。
要するに、我慢できない子どもが増えているということです。

自分の思い通りにならないと腹を立て、苦しい立場に立たされると逃げ出し、人のいうことは聞けない。
この状態が、ずっと続くわけです。
そして状況をうまくくぐり抜けることが出来ずにキレるという行為で、自分の心地いい場所を守ろうとするんでしょうね。

こういうことは多くの場合、教育の仕方や核家族化や地域関係の希薄化などの面から語られることが多いと思いますが、こんな考え方もあります。


「子どもがキレるのは食生活が狂っていることが原因では?」


人間のからだは食べたものから作られるということは、たいていの人が納得していることだと思います。
では、キレやすいという「性格」が食べたものから作られると言われるとどうでしょう?
あまりしっくりこないかもしれませんね。
でも、ちゃんとつながりがあるんです!

我慢ができないというのは、自分に起こった状況に対して冷静に対処できない状態です。
「なぜこんな状況になっているのか?」
「この状況の中で自分にできることはないか?」
キレる子が増えているというのは、そういうことを冷静に考えることができない子が増えているということではないでしょうか?

これは“砂糖の取りすぎ”が影響していると考えられます。

砂糖というのは体の中ではエネルギーの素になる栄養素です。
特に脳にとっては唯一のエネルギー源なので、私たちの体は糖分が大好きなんです。

糖分が体内に吸収されると、血液に乗って体中の細胞へ行き渡ります。
そして、細胞の中にするりと入り込み、細胞の中のミトコンドリアという小さな器官によって、エネルギーに変換されます。
よく“糖分を燃やす”とか“脂肪を燃やす”っていうでしょ?
これはミトコンドリアでエネルギーに変えられることを指しているんです。

さて、このようにミトコンドリアが糖分を燃やすときに必要な栄養素があります。
それはビタミンB1。
ミトコンドリアはビタミンB1が細胞の中にないとエネルギーを作れません。
なので体内のビタミンB1は優先的にミトコンドリアに届けられる仕組みになっているんです。

ところが、ビタミンB1は他にも重要な役割をたくさん担っていて、その一つが脳の神経伝達物質を作ることです。
つまり、ビタミンB1は“ものを考える”ときに必要なんです。
昔からビタミンB1は道徳ビタミンと呼ばれているほど、実は心の安定に必要な栄養素なんですよ。

さあ、ここで恐ろしいことが分かります。

糖分を摂れば摂るほど、からだはそれを燃やしてエネルギーに変えようとしますよね。
だからビタミンB1はどんどん減っていきます。
そうすると、ものを考えるために使う分のビタミンB1が足りない状況が発生してしまうんです!

今の子どもたちは糖分を摂りすぎる傾向にあります。
ジュースやお菓子には驚くほど大量の砂糖が入っているんですよ。
500mlのジュース一本には角砂糖が十数個(スポーツドリンクも同じです)、チョコレート菓子には角砂糖30個以上。
おやつの時間にペットボトルのコーラとチョコレートをぺろりと食べれば、角砂糖50個近くがからだの中に入ることになります。

こういうことを日々やっている今の子ども(大人も同じですね)は明らかに糖分過剰です。

ちょっと想像してみてください。

自分の子どもが角砂糖を50個をパクパク食べてたら慌てて止めるでしょう?
それがジュースやお菓子に形を変えると、実感もなくやってしまえるわけです。
とても恐ろしいことですね。

こうして大量の糖分をからだに入れてしまうんです。
すると、ものすごい勢いでビタミンB1が減ってしまいます。

こうなってしまうと、自分の周りに起こったことに対して冷静な判断が出来なくなって、イライラするようになってしまうんですね。
特に子どもは、そもそも理性で考えることをしないので、判断が付かなくなった途端に頭の回路がショートしてしまう、つまりキレるということになってしまうと考えられます。

大人でもストレスに悩む人は結構糖分を摂りすぎている傾向があるようです。
ご飯やパンなどの炭水化物も、消化してしまえば糖分になるので、炭水化物も取りすぎに注意ですよ。


どうでしょう?
糖分の摂りすぎが心にまで影響を与えるメカニズムが理解していただけたでしょうか?

子どもの心の拠り所になるのも、子どもの食生活を支えているのも、どちらも「家庭」です。
子どもが喜ぶからとゲームばかりさせるのではなく、一緒に外で遊んであげましょう。
子どもが喜ぶからと甘いものばかり食べさせるのではなく、お母さんの作った温かいご飯で子どもさんを喜ばせてあげてください。
子どもを育てるというのはそういうことだと思います。

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2006年11月19日 (日)

ついに始まりました!

医療が進歩しても、人は健康になりません。

人が健康に生きるためにはどうすればいいのか?

みなさん、このブログを読んでいて、「栄養が大事なのは分かったけど、結局何をすればいいの?」と思われたことはありませんか?

僕もそこら辺がなかなか伝えられずに悶々としてました。



そこで、緊急告知!!



このブログの書き手camereonによる分子栄養学セミナーを開催します!


健康に生きるために必要な知識、情報を少しでもお伝えできればと思って壇上に立ちます。

ブログの内容とも絡めながら、体質改善、病気への対処、健康トリビアなどについて分かりやすく楽しく語ります。

サプリメントの紹介もしますので、どんなサプリを摂ればいいのか分からないという方にも、非常に参考になると思います。



日時:12/2(土) 9::45開場 10:00スタート

場所:大阪市生涯学習センター 第5研修室

   (大阪駅前第2ビル5F)



2時間弱お時間を頂いてお話させていただきます。


お誘い合わせの上、ご来場ください!

お待ちしております。

2006年11月 5日 (日)

甘いものばかり食べると糖尿病になる?

甘いものが好きな方、人にこう言われたことありませんか?

「そんなに甘いものばっかり食べてると糖尿病になるよ!」

うーん、そうとも言えないんですよね、これが。


糖尿病の原因は“細胞の酸化”であることが多いんです。
生まれつきインシュリンというホルモンを作る遺伝子を持っていない人の糖尿病は違いますが、多くの糖尿病患者は細胞が酸化しています。


糖分というのはいろんな形で体内に入ってきます。
砂糖たっぷりの甘いものももちろんですが、ご飯、麺類、パン、お好み焼きなどなど、いわゆる炭水化物も消化すると糖分になります。

糖分は人間が生きていくうえでは決して欠かすことのできない栄養素で、からだを動かすためのエネルギーになるのです。
自動車のガソリンみたいなものですね。
歩いたり、しゃべったり、考えたり、食べたり、食べたものを消化したり、心臓を動かしたり、怪我を修復したり。。。
何をするにも糖分から作られるエネルギーを必要とします。


食物を消化してからだに入ってきた糖分は、血液に乗ってからだの隅々まで行き渡り、各所の細胞まで運ばれます。
そして、細胞の中にするりと入り込むんです。
※ちなみに糖分が細胞に入り込むときに必要なのが「インシュリン」というホルモンです。

で、細胞の中には、「ミトコンドリア」というやつがたくさんいましてね、こいつが糖分をエネルギーに変えるのです。
ミトコンドリアは糖分を取り込んで、いろんな燃料と混ぜ合わせて糖分を燃やします。
そうすると糖分は「ATP」と呼ばれるエネルギーの塊になるんですよ。
我々のからだはこのATPを使って活動しているわけです。


さて、この話と糖尿病には深い関係があります。
実は糖尿病というのは、この「糖分をエネルギーに変える」という機能がうまく働かなくなっている状態のことを指すのです。
そして、うまくエネルギーを作れなくなっているのは細胞が酸化しているからなんです。


細胞というのは、あぶらの膜で包まれています。
この膜を細胞膜といいます。
それで、サラダ油をほっとくと酸化してドロドロになるのと同じように、細胞膜もすぐに酸化してしまうんですよ。

そうするとどうなると思います?
なんと糖分が細胞の中に入れなくなるんです!
酸化していないきれいな細胞膜ならするりと通過できるんですが、酸化してドロドロになった細胞膜は通過できないわけです。

こうなってしまうと、摂った糖分がエネルギーに変わらないまま血管に戻っていくので、糖分を摂れば摂るほど血糖値は上がります。
だから糖分を控えないといけなくなるんですよ。

これが糖尿病です。

ね?
糖分を摂りすぎたから糖尿病になったんじゃないでしょう?

細胞が酸化する
   ↓
糖分をエネルギーに変えられない
   ↓
血糖値をコントロールできない
   ↓
糖分を摂ってはいけない

という順番なんですよ。


だから、糖尿病にならないためには、もっと言えば糖尿病を改善するには、酸化した細胞を元に戻してあげればいいわけです。

そのためには…

1.細胞膜の材料である、あぶらをバランスよく摂る
 あぶらには種類があります。
 魚の油、植物油、肉の脂。
 今の日本人には圧倒的に魚の油が足りません。
 積極的に青魚を食べるか、DHA、EPAなどのサプリメントを摂ってください。

2.細胞膜の酸化を防ぐ
 酸化を防ぐのは、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールの役目です。
 特にビタミンA、Eはあぶらの酸化を食い止める働きが強いですね。
 ポリフェノールでいうと、アスタキサンチンというサケやエビの赤い色素が強力です。
 他にもカテキン、リコピン、アントシアニンなどいろいろあります。

3.糖分がよく燃えるようにミトコンドリアに燃料を与える
 ミトコンドリアが糖分を燃やすときに必要な燃料はいくつかあります。
 ビタミンB1、クエン酸、αリポ酸、コエンザイムQ10などがメジャーどころですね。
 これらを補給してあげることでガンガン燃えます。
 ビタミンB1は玄米やうなぎ、豚肉などに多く含まれます。
 友人が最近玄米食を続けているらしく、からだが熱くなったと言ってました。
 エネルギーが活発に作られている証拠ですね。

これらのことをやってあげれば、糖尿病の人はかなり減るはずです。
食生活を見直せる人はいいですが、できない人はサプリメントなどを上手に使うと良いと思います。


よく、「糖尿病は体質だから、上手に付き合っていきましょう」なんていわれますが、きちんと体質の意味を理解すれば、やるべきことはたくさんあるんです。
まだ糖尿病でない人はきちんと予防し、すでに糖尿病と闘っている人は薬にばかり頼らず、やるべきことをやりましょう。

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2006年10月31日 (火)

「高血圧→塩分控える」とも限らない

昔なにかで読んだんですが、おじいさんは朝ご飯の味噌汁を飲んでこんなことをおっしゃったとか。
「この味噌汁塩辛すぎる。これじゃ体に悪い!」

そして次におじいさんが出た行動は…

ポットからお湯をじょぼじょぼと注いで薄め、全部飲み干す。

おじいちゃん…それじゃ結果は一緒です。。。


ところで、どうして塩分摂りすぎが体に悪いんでしょう?
これはみなさんよく聞いたことがあると思います。
「高血圧」の原因になるといわれていますね。
でも、どうして塩分を摂ると血圧が上がるのかを知っている人は、意外と少ないのではないでしょうか?

血管は血液の流れる量によって太くなったり細くなったりします。
血液がたくさん流れてきているのに、血管が普段の太さのままだったら血液が通りにくいですからね。
で、この血管の太さの調節がうまくいかなくなって血圧が高い状態がずっと続く症状を高血圧、血圧が低い状態が続く症状を低血圧と呼んでいるわけです。

そして、血管の太さの調節に密接にかかわっているのがナトリウムとカリウムという栄養素です。
血液中にナトリウムが多いと、血管がきゅっと細くなります。
逆に血液中のカリウムが多くなると、血管は広がる仕組みになっています。

さて、塩分の話に戻りますが、「塩」というのは化学では「塩化ナトリウム」といいます。
つまり、「塩素」+「ナトリウム」でできているのです。
もうわかってきましたね。
塩分を取りすぎるというのは、体内にナトリウムがたくさん入ってくるということで、血液中のナトリウムが増えることにつながるんです。
そうすると当然血管は細くなって、血圧は上がります。

さて、ではどうすれば高血圧を予防できるのでしょうか?
「塩分取らなきゃいいじゃん」っていうのが常識ですよね。
お医者さんに「塩分を控えてください」といわれたお父さんのなんと多いことか。
でもよく考えてください。
すでに説明したとおり、血管の太さは塩分だけで決まるのではありません。
カリウムを忘れてもらっちゃ困るわけですよ。

少し統計的な話をすると、東北地方の人は血圧が高めです。
これは、寒い地方では昔から冬の保存食として塩漬けにしたものを多く食す文化があって、今でもやたら味付けが濃いからなんです。
食文化の都合上、塩分取りすぎの傾向になってしまうんですね。
しかし、青森だけは例外です。血圧低いです。
これはりんごがたくさん取れるからといわれています。
りんごにはカリウムが豊富に含まれていますからね。
※と思ってたら、最近のニュースで青森県の高血圧患者が急増しているという話を聞きました。最近はあんまりりんご食べないそうですね。。。(青森県民談)ちなみに、沖縄でもアメリカ型の食生活が普及した影響からか、肥満の人が増えてきてて、長寿の県の地位も危ういとか。

この例からわかるように、塩分を減らすことだけが血圧を下げる道ではありません。
カリウムの量を増やして、ナトリウム:カリウムの比率を正してあげることも、高血圧予防には効果的なんです。
こういうことを無視して、「高血圧→塩分減らしなさい」というマニュアルを信じてしまってはいけません。
ちなみに、高血圧の人の内、塩分を控えることで血圧が下がる人って、3〜4割だと言われています。
塩味は人間にとってすごく魅力的な味です。おいしいじゃないですか。
それを我慢するより、おいしいりんごを食卓に加える。
そんなプラスの発想の栄養学があってもいいと思います。


まあどちらにしても、味噌汁を薄めて全部飲んでしまうのは意味ないですけどね。

※高血圧は栄養学の観点以外にも原因になる要素はたくさんあります。腎臓の機能不全で血圧が上がっていることもあるし、前回のテーマで扱ったストレスも原因になりますね。なので、きちんと医師に相談する必要があります。それに加えて自己管理もきっちりやりましょう!


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2006年10月14日 (土)

「ストレスが溜まる」ってどういうこと?

「最近ストレス溜まっててさー…」
誰もが一度は吐いたことがあるであろうこの言葉。。。


…「ストレス」ってなんですか???


「ストレス、ストレス」ってみんないうけども、ストレスをきちんと言葉で説明されているのをほとんど聴いたことがありません。
ストレスはからだに悪いと言われます。
病院へ行くと、大抵「ストレスですね」と言われます。
腹痛も、頭痛も、肩こりも、蕁麻疹(じんましん)も、突然のアレルギーも、ガンさえも「ストレスですね」。
ある意味“医者要らず”ですね。

まあ、そんな皮肉を言っていても始まらないので、まずはストレスの本質を考えましょう。


結論から言うと「ストレスは危険に対処する機能」です。

はるか昔、人間がまだ草原で狩りをして生活していた時代、人間の周りは危険だらけでした。
例えばライオンが襲ってきたとしましょう。
あなたならどんな気持ちになって、どんな行動を取るでしょうか?
まあ、大抵の人は「恐怖」を感じて「逃げる」でしょうね。
あるいは、仲間を襲おうとしているライオンに「怒り」を感じて、「闘い」を挑むかもしれませんね。
そんな出来事が会った翌日、あなたはどんな気持ちでしょうか?
またライオンが襲って来はしないだろうか…と「不安」を感じて「用心する」でしょう。

ストレスというのは「恐怖」「怒り」「不安」などの感情を引き起こして、「逃げる」「闘う」「警戒する」など、危険に対処する行動を取らせる機能なんです。

そして実はこの時、からだの中では「ストレスホルモン」の作用で劇的な反応が起こっています。

腎臓の上にぺたっと乗っかっている「副腎」という臓器があるんですが、ここから「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」というホルモンがドバーっと出るんです。
「アドレナリン」ていうのは聞いたことあるんじゃないでしょうか?
これらのホルモンは、要は「闘うためのホルモン」です。
血液を脳や手足の筋肉に送り、血圧を上げ、神経を研ぎすます作用があるんです。
なので敵と遭遇したときに、おもくそ殴ったり、素早く逃げたりできるんです。
さらにストレスが強烈になってくると、同じく「副腎」から「ステロイドホルモン」が出ます。
このホルモンは筋肉増強剤にも使われるもので、やっぱり力を強くしたり、気分を高揚させたり、血糖値を上げてエネルギーを作りやすくしたりします。
“火事場のくそ力”っていうのもこういうホルモンの作用だったんですね。

これが「ストレス」の本質です。


「なんだ、ストレスってなかなかいいやつじゃん」と思った方、残念賞。


これが一時的にであれば大変よろしいことですが、現代社会に置き換えてみると悲惨な現状が浮き彫りになります。
ライオンに襲われることは日本では一生に一度も経験できませんが、それ以外のことで「恐怖」「怒り」「不安」などを感じる機会は異常なほど多いわけです。
学校の宿題と塾に追われる小学生から、将来に不安を覚えて自分に自信をなくす大学生、上司の説教を受けに会社へ行くサラリーマン、経営に苦しむ中小企業の経営者まで、あらゆる年代において「ストレス」を感じているでしょう。

しかも、これらのストレスは「継続」します。

「ストレスホルモン」は放出されてから30分くらいはからだの中を巡っています。
その間にまたイライラすることが起こったとしましょう。
そしたら、またストレスホルモンが出て、血圧が上がり、血は手足や脳へ集中します。
この状態が延々と続いていると思ってください。
これが「ストレスが溜まる」という状態です。

そしたらどうなります?

内臓に血が回らないですよね? → 内臓は酸欠状態です。胃潰瘍や腸炎なんかが起こりやすくなります。
心臓に負担がかかりますよね? → 心臓肥大、高血圧などを引き起こします。

さらに、さっき紹介した「ステロイドホルモン」は免疫の働きを抑え込む作用もあります。
特に「NK細胞」という最強の免疫の働きがなくなります。 → 感染症、ガンにかかりやすくなります。

「ストレス」がからだに悪いということ、納得してもらえたでしょうか?


では、こういう状況を防ぐにはどうすればよいのでしょう?
一つは、できるだけストレスフルな環境を避ける。
人間どんな状況でも生きてはいけるものです。
つらい環境にいる人はさっさとそこを離れるのも手でしょう。
好きなことに打ち込むのが一番のストレス解消法だと思います。

とはいえ、そう簡単にいかないのが人情と言うもの。
何を隠そう僕もストレス環境から逃げることができない人間です。
そういう人は、精神の安定に必要な栄養素を取りましょう。
ビタミンB1(うなぎ、豚肉、玄米など)、カルシウム(小魚など)が代表です。
これらは神経の情報伝達に必要な栄養素で、これらが足りないと物事を冷静に考えられなくなります。
ビタミンB1はニンニクと一緒に、カルシウムは日光浴したり、干し椎茸と一緒に摂るなどすると効率が上がります。

ビタミンCも大切です。
これは「ステロイドホルモン」を作るときに必要なので、ストレスの多い人は摂っておいた方が良いですね。
タバコを吸う人はビタミンCを大量に消費しているので、意識して摂ってください。

そしてこの二つの栄養素をたくさん摂ると同時に、これらを不必要に消費しないようにしましょう。
ビタミンB1は糖分を取るとガンガン減っていきます。
イライラにはチョコレートなんていう人もいると思いますが、やめた方がいいですよ。

カルシウムはリンを多く摂ると体外に出て行ってしまいます。
コーラなんかは良くないみたいですね。
あと、インスタント食品、レトルト食品などにはリン酸塩として多く入っていることがあるので気を付けてください。

ちなみに、僕はビタミンを大量に摂って甘いものを減らしたおかげか、貧乏揺すりがなくなりました。
イライラしてたんだなあ。


そんなこんなで、ストレスは本来必要なものだけど、「溜まる」とからだにめちゃくちゃ悪いのです。
ストレスとうまくつきあっていくために、ちょっと栄養に気をつけてみてください。


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2006年10月 9日 (月)

目、疲れてませんか?

Jcvzr7a_ 眼科に行って双眼鏡みたいなもので目の中を覗かれた経験のある人いませんか?
あれは、目の透明な部分(瞳孔)から、目の奥の網膜を覗いているんです。
覗いただけでからだの内部が見えてしまうなんて不思議な感じがしますね。

目はからだの中で唯一透明な部分です。
我々がいつも見ている景色は、瞳孔から入ってきて、網膜にぶつかります。
その刺激を脳に伝えて、映像として認識しているんですね。
なので、目は透明でないといけないのです。

ところが、この「透明」ということが逆に弱点でもあるんです。

透明だということは、紫外線などの有害な光が直接体内に侵入しているということです。
他の部分は皮膚に守られていて、紫外線から身を守る仕組み(メラニン色素など)がありますが、透明な目にはそれがありません。
外敵の侵入を簡単に許してしまうんです。

紫外線は細胞を酸化させる力を持っています。
酸化した細胞は通常の働きができないので、からだは酸化した細胞を新しい細胞に作り替えるということを常にやっています。
でも、年をとるとだんだん追いつかなくなってきて、老眼、黄斑変性症、網膜症、網膜剥離などが起こってくるのです。

なので、目の健康を守るには二つのポイントがあると考えられます。
1. 網膜の酸化を防ぐ
2. 壊れた網膜を修復する


1. 網膜の酸化を防ぐ

網膜の酸化を防ぐ栄養素は少なくて、ビタミンA、C、E、ルテイン、アントシアニンしかないと言われています。
※2007.2.17補足:最近ではゼアキサンチンという栄養素も注目されています。

「ルテイン」というのは、マリーゴールドというハーブや、ほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるオレンジ色の色素です。
これは、酸化を防ぐだけでなく、オレンジ色の補色である青〜紫色の光を弱めるフィルターの役割も果たします。
紫外線も弱めてくれるんですよ。
我々のからだはそういう栄養素をきちんと目に運ぶようにできているんです。よくできていますよね。

「アントシアニン」はブルーベリーとか紫芋などに含まれる紫色の色素。
この栄養素は、網膜の酸化を強力に抑えてくれます。
また、網膜の中にあるロドプシンという光を感じる物質の修復を促す働きもあるので、疲れ目に有効ですね。

これらの栄養素は食物に含まれる量も少ないので、できればサプリメントから摂取するのが望ましいと思います。


2. 壊れた網膜を修復する

網膜を修復するにはもちろん材料が必要です。
網膜の材料は主にビタミンAとオプシンというタンパク質、DHAです。
ビタミンAとオプシンが合体するとロドプシンという物質になるんです。
ロドプシンは光を感知するために必要で、網膜にたくさん含まれるものです。
ビタミンAが足りないと夜盲症になるといわれますが、ビタミンAが目の材料なのですから当然ですね。

オプシンはタンパク質ですから体内でアミノ酸から合成されます。
必須アミノ酸を十分にそろえる必要があるので、アミノ酸バランスのいい食品を積極的にとりましょう。

DHAは魚の油に含まれる脂肪酸です。
網膜の材料ですが、非常に酸化しやすい性質があるので、上で書いた抗酸化物質を一緒にとる必要があります。

これらの材料をしっかり補充してあげることで、目の細胞は日々生まれ変わるようになってくるんです。


美しいものを見て感動できるのは、目が見えるおかげです。
目には生きている間ずっと活躍してもらいたいもの。
最近目が疲れてるなーという人は、ちょっと栄養を加えてみませんか?


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